#jpoug 「障害とオペミスに備える! Oracle Databaseのバックアップを考えよう」 JPOUG> SET EVENTS 20151017のまとめレポ
Oracleの様々な話題を扱うJPOUG> SET EVENTS 20151017というイベントに出てきたのでそのまとめ。
今回は障害とオペミスに備える! Oracle Databaseのバックアップを考えようというセッションのレポートです。
Oracleで使うバックアップとリストアのお話になります。
資料は後ほどアップされるらしいのでアップされ次第にこちらも更新します。
他のセッションは以下よりどうぞ。
データベースのバックアップを考える
登壇者:Shinosuke Akita様
いつバックアップをとるか
- バックアップの指標として、RPO(どの時点に戻るかの目標復旧時点)、RTO(どれくらい障害から復旧するか目標復旧時間)のふたつのポイントからリカバリを考える
- RPOを決めてしまえばバックアップの時間を決められる
どのようにバックアップを取るか
- DataPump : 論理バックアップになるので抽出時点までしか戻せない
- OSの機能:Oracleを止めるか、バックアップモードに変更してから物理コピーしてバックアップする
- RMAN : Oracleのバックアップ用ツール。
どう備えるか?
- バックアップの保存場所は同じ拠点の別サーバや、災害に備えて遠隔地の別サーバにおく
- バックアップはcronやEMなどを用いて取得する
リカバリを試してみる
- DataPumpを使ったリカバリ:別DBにインポート(impdp)することで簡単に戻せる
- OSの機能を使ったリカバリは、バックアップしたファイルを使って手動で別サーバに新たにDBを構築する
- RMANのリカバリはOSのものと比べて自動化されたリカバリで別サーバにDBを構築することができる
リカバリのやり直し
- インカネーション(世代)をRESETするとリストアをやり直せる
RMAN> RESET DATABASE TO INCARNATION 2;
@mogmetの所感
そういえばインカーネーションのことすっかり忘れていました。自分はやり直すときはrestore point作ってflashback databaseで戻したりなどはやっていました。
RMANは自動でコマンド一発でリカバリできるので実践でも是非おすすめです!とくに障害になってわかんなくてもRMANが診断してくれる機能もあるのでOracleのお医者さんみたいなやつです。是非使っていきましょう。