#linedevday LINEのエンジニアが働く環境と文化 の参加レポ@LINE DEVELOPER DAY 2016
LINE DEVELOPER DAY 2016に今年も参加してきたのでそのメモです。
LINEのエンジニアが働く環境と文化
上級執行役員 サービス開発担当 池邉智洋様
- 50個位のトーク候補から17個選んで今回開催しました
- 基準として、大規模なプラットフォームのための技術、日常生活に近い技術、大規模なデータのデータ解析や機械学習を基準に選んだ
環境文化の紹介
エンジニアが置かれている状況
- GHEのリポジトリが2012/12で始まったときは62個だったものが現在では、10660もある
- 沢山の開発タスクを抱えているので、エンジニアの人数も年々増えている
- 日本でも福岡にも支社があるし、海外だと中国、韓国、台湾に開発組織があり、今後タイとインドネシアにも立ち上げようとしている
- 国が変わると使えるスタンプが変わったりなど、各国に合わせたものを提供していたりする
- サービスによってはローカライズだけでなく、現地のことを深く知っている人に作ってもらうカルチャライズを行おうと思っている
- 複数のオフィスで開発したり、固まったところで開発したりなどいろんな開発の仕方をしている
- 各国のチームが連携してよく開発をしています
- 例えば認証や決済などのいろんなサービスで使いたいものを開発しているものに関しては色んな人が関わる
- 疎結合で作っているので自分たちのオフィスで完結することはあまりない
- 言語をどうしているか
- 必要であれば通訳の担当者がいて会議をしたりしているが、毎回よぶのはコストがかかるので、翻訳BOTを用いたりしている
- BOTを使うコツとしては英語で技術名を書いたり、敬語を使わなかったり、難しい言い回しをしなかったりして翻訳させたりしている
- ただ、実際あって一緒にやってみると以外に通じたりする
- 開発者としてはよく出張に行っている会社だと思われる
- 定期的に各国にちらばっているエンジニアをあつめてディスカッションを行ったりしている
- 必要であれば通訳の担当者がいて会議をしたりしているが、毎回よぶのはコストがかかるので、翻訳BOTを用いたりしている
各支店にあるオフィスの様子
- 福岡に拠点が3箇所に散らばっていたので1つにまとめました
- ヒカリエから雨に濡れずにいけます
- 机などは上げ下げが可能な机にしたり、椅子も何種類か用意した
- オライリーの本をコンプリートした図書館を作ったりした
- 2017年にヒカリエから新宿ミラニアに引っ越します
開発文化
- キーワードとして3つ設定している
- Take Ownership
- Take Risks
- Be Open
Take Ownership
- プロダクトに関して自主的にやる
- 個人の努力で抱え込むとかではなく、チーム内でのフィードバックをもらいながらオーナーシップを発揮して欲しい
- クリスマスくらいから雪がふる仕様についてはiOSの開発者が自主的に作ってくれたりした
Take Risks
- 闇雲に危険なことをしてもいいことはない
- いつも計画通りに行くとは限らない
- 必ずなにかあるが、恐れずにチャレンジしていくのが大事。新しいことにチャレンジは新しいものを生み出せる
- 例えば新しい技術や言語を使ったりなど
- 5年前にPC向け開発していたところから、スマフォ向けに大きく舵を変えたのも一つのリスクだった
Be Open
- 直接にアサインされていない人でも他のプロジェクトにアクセスできるようになっている
- プロダクトのメンバーがゴールを共有できるようにしている
- 全てのコードをすべてそのまま通すわけにはいかないので、全てレビューするようにしている
基本マインド
- 基本的なマインドとしてTrust & Respectをよく使っている
- これがあると、Trust & Respect -> Self-directed Work -> Pisitive Peer Pressureと3つのパートでわけて考えてもプロダクトに関してプロダクトの方向性もわかりやすく、完成度も高いと思われる
- 一緒にいい意味でのプレッシャーをあたえるといい状態になる
- 人事評価に関して、コアワークレビューというのをやっている
- コードを読んでいないマネージャが評価してもあまり意味ないと思う
- 一緒に仕事している人が評価したほうが良い
- マネージャはちゃんとサイクルが回るようにサポートするのが役割と思っている
今後のLINEの方向性
- LINEの開発は外部から見ると、隠しているように見えるのではないかと思われる
- 開発に重きをおいていたため外部公開に重きをおいていなかった→これはいかん!
- OSSをよく使っているし、貢献もしている
- より開かれた開発組織にしたいと思っている
- 最近は外部への発表なども積極的に参加するようにしている
@mogmetの所感
最近までLINEの裏側の技術など黒いベールに包まれている感じではありましたが、Conferenceなどを積極的に開催してくださることでよりオープンになってきた感じがします。
今後もLINEの裏側の事情を追従できればと思う所存です。