#jpoug DBエンジニアのスキルの現実と伸ばし方@JPOUG> SET EVENTS 20151017のまとめレポ
Oracleの様々な話題を扱うJPOUG> SET EVENTS 20151017というイベントに出てきたのでそのまとめ。
今回は最後のセッションで、テーマを投げかけてそれに対して参加者が各々の意見を述べていくというセッションでした。
他のセッションは以下よりどうぞ。
DBエンジニアのスキルの現実と伸ばし方
小田圭二様
林優子様
DBスキル評価データの紹介
- 10年たって1人前の人が多いというグラフ
- セキュリティインフラは苦手な人が多い
- 日々壊れるのか、バックアップ・リカバリは得意な人が多い
- スキルが高い人はアーキテクチャや物理設計を知っている人が多い
- 論理設計やSQLはDBAは苦手
- DBAはコミュニケーションとドキュメンテーションが得意な人はトップエンジニアになりやすい
- 年齢よりも早く昇進している人はコミュニケーションととドキュメンテーションとインフラのスキルが高い
3年前のjpougイベントから振り返り
- 3年前は最近仮想環境が多くなったという意見が多かった
- 3年たって仮想化、クラウド化、自動化が進んだ
最近の動向と今後あり得るキャリア
- 単なるインフラSEと単なるDBAと単なるオペレータは減ると思われる
- アプリSEは意外と減らないのではないかと思われる
- チャンスがある仕事
- 基盤のエースがチャンスがあると思われる
- 論理設計やビッグデータは大事
- ビッグデータはパフォーマンスが大事
- ちゃんとした論理設計をデキる人はすごい
- まるっとした運用
- 上流コンサル・方式設計
キャリアごとに何をどう学べばいいか
- どうやったら初心者から成長できるか?
- 何かを極める。
- 資格に挑戦するというのは初心者からという意味ではいいし、成長できるきっかけになる
- 誰かに教えてもらってやるのは効率よくできると思われる
- コンサルタントや先生をつけるのは時間を短縮できる
- 派遣から、さらに成長するには?
- 初心者からでも派遣でもいいが、関わってるシステムの見える化をやったらすごい成長できる
- エンジニアツールに設計情報をほうりこんで、設計の上手い下手というのが目に見えるようになると成長するようになる
- 見える化はコンサルの極意の一つで必要としてくれる人材になる
基盤のエース
- どうやったらOracleのエキスパートになれるか?
- 「だから?」「で?」と思うようになること。
- 人に教えることが一番成長できる
- 自分自身に教えるつもりで疑問点がうかぶまで自分で自問自答する
- どうやったらOSのエキスパートになれるのか?
- 内部構造がオススメで、試しながらシステムコールをおっかけてみる
- なぜという考えは大事で、考えていくと自分で調べたり検証したりするようになる
- オススメの本などを教えてもらったりして勉強したりと、口コミが良い
論理設計/ビッグデータ
- ビッグデータの統計解析は実際にやってみるしかない
- データモデリングのスキルを伸ばすのはどうすればいいか?
- 業務処理や伝票処理を作るときには会計知識を覚えて欲しい
- 伝票の処理がほとんど
- 帳簿の使い方や会計の処理がわかるとデータモデリングもわかりやすくなるのでは
- 楽器練習するときは楽曲をコピーして成長するが、同じように教材となるデータモデルを見て真似をするのはいい
- アプリじゃないとモデリングする機会がないがデータ・ディクショナリのモデリングをするのはためになるかも
- どれがPKで属性かなどを見るようにしたりすればインフラにいてもモデリング勉強できる
- 既に出来ている環境を扱うことが多いが、SQLチューニングうまくなったりする
- チューニングはERをイメージするとはやくなるのでERを学ぶのはいい
- 業務処理や伝票処理を作るときには会計知識を覚えて欲しい
まるっと運用
- サポート業務を経験するのはあり
- 現場でトラブルシューティングを繰り返してスキルをあげられる
- シビアなトラブルシューティングから得られるものは大きい
- 他の人のトラブルシューティングを見るととても勉強になる
- 独自のスクリプト集などがあるので集めたりする
- 使い方も含めて学べるといい
- サポートする時に検索することが多いが、検索の方法が効率的になるとサポート率が上がる
- ただ、インターネットで扱ってる情報は間違えていることもあるので注意
- 問題が起きている時に登場人物を意識しながら進めるとすごく理解が進む
- 環境を自分でつくって触りたおす
- オススメは壊して治すところまでやる
- テンプレートのとってる数値を理解する
- トラブルシューティングや検証している姿をリアルタイムで見ると勉強になる
- 若手に目の前でやらせるとシニアな人のコメントがあり勉強になる
上流コンサル
- 研修講師時代のプレゼンスキルが役に立つ
- プレゼンスキルをどうやって身につけるか?
- 人物の個性が出せるように教える
- 相手から自分自身を好きになってもらえるようにする
- 自分らしさを出す
- 相手を好きになったり、相手に対して意識するようにするとプレゼン力が上がる
- 人物の個性が出せるように教える
- 研修ができなくても提案はできる
- DBの機能を使わないかなどの提案をするといって学べるのではないか
- 勉強会を主催することも可能
- 日々の仕事の中で人に何かをわかってもらうという資料を作ってわかってもらうという経験をする
- ロジカルに考えるのも大事
方式設計(基本設計の前にやる設計)
- 方式設計のスキルはどう伸ばすか?
- よい方式設計をたくさん見ること
- 他の案を見つけて繰り返し考えるのが大事
- 複数案を並べておいてお客さんに選んでもらうという方法もある
- その中でオススメというのを考えておくといい
- レビューすることもスキルを伸ばせる
- 歳が上がったらスキルを伸ばすにはいろんなものをレビューしまくること
- 本のレビューをするのもいい
どうやってスキルを伸ばしているか?
- 受け身だけで本当にスキルは伸びるか?
- 情報発信をするのは人のためではなく、自分のためにもなる
- 初心者がやってみたという切口でやるのもある程度ニーズはある
- エキスパートになればなるほど初心者の気持ちを忘れる
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林さんが注目している学習方法、ツールについて
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調べる際にインターネットを見る以外に深い情報は本をみたほうが早かったりする場合があります
まとめ
- 周りに悩んでいる人がノウハウをもっている人たちに相談してみてください
- DBスキル標準を欲しい人は身近なオラクルコンサルまでご連絡下さい
- DBと仕事と人生を楽しみましょう
@mogmetの所感
ちょうど今の仕事がコンサルな仕事になるので、今回出た意見はとても参考になりました。
また、スキルを伸ばすにあたり、アウトプットしていくのが大事だとありましたが、自分のアウトプットがブログに書くことしかやっていないので、もっと積極的に発表などにも出るようにしたいなと考えております。
とりあえずはpotatotipsにLT枠で当たるまで応募しまくります!!