実践から学ぶ!リモートアジャイル開発のポイントに参加してきたまとめ
Agenda
- リモート開発に対する株式会社永和システムマネジメントの取り組み
- リモートアジャイル開発の実績ノウハウ
- ツール・サービスの実プロジェクトにおける活用事例
リモート開発に対する英和システムマネジメントの取り組み
- だいたいここに書いてある
- フォーメーションとして、リモートエンジニア、リモート拠点、全員リモートと分けている。もともとリモート拠点として目指していた。
「傍らに写真」ノウハウ
- リモートで仕事をしていてお客様にどんなひとがいるのかわからず仕事をすすめる状況で、誰のために仕事しているのかがわからなくなるという問題がある。
- モチベーションを保つのと、誰のためにやっているかというのを解決するために、いつでも助けるべきお客様の写真を壁に貼ってモチベーションを保っている。
リーダーから無礼講
- 垣根ができるとリモートはとても働きづらくなる。
- チャットでお疲れさまですとか〜様とかつけるなど
- リーダーが率先してさん付けに変えたり、あだ名で呼び合ったりする。
- 慣れると普通に動いて上下関係の垣根がなくなる。
- キックオフの飲みの代わりにズームのみもやっている
リモートホワイトボード
- ホワイトボードがリモートだと使いづらいので、ペンタブやタッチペンなどで手書き可能なツール(Microsoft OneNote, Microsoft Whiteboard)を活用したりしている
- miro
- 他に普及しているツールとしてmiroやdiscordも流行っている
- デジタルな形をのこしたカンバンをやったりしている
- Googleからバーンダウンの図やバックログを入れ込んだりも出来る
- KPTのTry Ideaに関してはやると決めて合意を得たものに関してtryをやっている
- miroのアナログ感を生かして、手作業、面倒さを演出する。
- 朝会やふりかえりなど全てのイベントをボードの上で完結させている
- すべての情報をボードに集めることで自然にメンバーが集まる場所にする
- 他に普及しているツールとしてmiroやdiscordも流行っている
- discord
- 雑談用のチャットツール
- 仕事はslackで完結、それ以外はdiscordというふうに完全に分けることで、雑談の延長上に仕事の話をしないようにしている。
ポイント
- チームに雑談リーダーがいると潤滑油になる。年長者は率先する
- 休憩明けの5分は雑談にしたりもしている
- リモートチームでは雑談を意識して多めにする
- 雑談のきっかけになるような行動もするとよい
- リモート環境で会ったことない人通しが多い環境では尚更雑談をするといい
その他
- スクラムの開発は基本5名なので、10人以上になったらチーム自体を分けたほうがいい
- スプリントプランニングもmiroでやっている
変化に対応できるアジャイルな組織であるために
- 現在、アジャイル開発もアジャイルコーチもすべてリモートでやっている
- すぐにフルリモートに行けたのは、クラウドをプラットフォームとした仕事環境、ビデオ会議のツールのなれ、在宅勤務制度などの会社からの支援などがあってスムーズにフルリモートに移行できた
- アジャイル開発を長くやっていたのが組織能力として培っていてアジャイルマインドを持っていたのではと思う。
- 他のチームがよかたところをよく真似している
パターンを見出す
- 作ったパターンをwebで常に共有している。
- チャットでの会話が多いが、月1の会などでも直接共有したりもしている
- アンチパターンも集めている
- パターンとアンチパターンを分けてみたら、インフラ(通信環境、住環境、ワークスタイル、チームのインフォメーション)にアンチパターンが多かった
- インフラは個人の問題が多く、組織が解決しやすいので解決したら不満がぐっと減る
- 目的とプロセスは自分たちで解決できるからあまり不満は出ない
個人と組織の共生進化を良しとする文化
- 家で仕事ができる環境が続くと、楽(通勤もない)、自分の生活リズムに仕事が組み込まれる
- 社外の人との接点がふえたりした
- 自分がどうしたいのかと考える機会が増える
- ミトコンドリア式働き方
- ミトコンドリアは、すべての細胞にある機関で、遺伝子が全く違う
- ミトコンドリアの最大の仕事は他の細胞にエネルギーを提供していて、変革を促すために自殺するという仕組みがある
- ミトコンドリアの仕組みを見習って、エンパシー、エンパワーメント、新陳代謝(古い方式を殺して新しくする)、独立性(個人個人でもしっかりやる)といった働き方をしている。
- コロナの一件でどう変わるか
- 更に分散する(全員リモート)
- 積極的に関与するユーザ企業が増加する(内製シフトの加速)
- ベンダー間の情報共有の進展して競合から強調になっていくのでは。
- 新しいアジャイル拠点、開発の仕方が生まれると思う
- ユーザとベンダーが共生進化するパターンが揉まれてより豊かになるのではないか。
まとめ
- 組織の文化をすぐ変えれるか?→可能
- 物理的拠点がなくてもビジョンは作れる
- 今のタイミングは色んな意味で摩擦が減っていて、(イベント開催するのにお金がかからないなど)千載一遇の機会。
- 組織の文化を変えるいい機会
FAQ
- 社内ではニックネームでよびあっているか?
- 全員ではないが、ニックネームやハンドルネームで呼び合っている。
- タスクボードも看板も全部miroか?
- 規模が大きいとタスクボードは別のツールを使ったりしている
- 小さいチームは全部miroにしたりしている
- discordは全部ルームに入っているか?
- 全部ルームに入って話したりしている
- 雑談リーダがいて、うまく誘いかけている
- 新規の参加者がリモート作業を工夫していることはあるか?
- 雑談とニックネームを決めている
- クラウドプラットフォーム
- お客がだめであれば無理強いはしない
- アジャイルスタジオ福井はクラウドプラットフォームでOKの案件を主に受けている。ダメなら別部署
- コミュニケーションツールをどう使い分けているか。
- 電話はほぼ使わない
- メールはオフィシャルな内容
- 普段はメール、チャット
- メールが手堅い
- コミュニケーションの頻度や質はどうかわるか
- 頻度は上がった
- 一回一回の会話は短くなった
- discordはずっとつないでいるか?
- つなぎっぱなし
- 時間管理はどうしてるか?
- チームごとに決まっている
- 開始と終了を意識しているところが多い
- 組み込み開発うまくできてるか?
- 組み込みもシフトしているが全部ではないがリモートでうまくできてる
- お客にmiro操作してもらてるか?
- 使ってるが、なれが必要なので無理強いはしないのがポイント
- 上の人はくだけた表現がなれない会社はどうするか?
- 強引に若者と一緒にチームでやってもらっている
- 環境などのツールが増えると学習コストがあるため時間がかからないか?
- miroはいい。情報がすべてボードにはってあるのでそこから掘り下げてもらってる
- チャットルームに入ってもらって細かいことを聞いてもらったりしている
- アジャイルチームの強みは会話
- 新入社員もリモート対応できているか?
- 即リモートだったがちゃんと対応できている
- リモートと出社が混在している環境だとビデオ通話しづらいがどうしてるか
- 出社組にはイヤホンをつけてもらってやってもらうのがいい
- 金融系のSIをしているが、セキュリティに気にする人をリモート許容にできるか?
- セキュリティレベル高いものを求められるのは難しいし、無理に持っていくものではない。
- お客と意識共有をしていくのが大事
- セキュリティルームもある
- zoom / slack / hangoutのビデオツールの使い分けは?
- 好みなどではあるが、大事なのは強制せずに使いやすいものを使うのがいいと思います
- 異なるチームの情報共有はどうやっているか?
- チャットで語り合うルームを使ったりしている
- 月1のリモートの飲み会をしていて、飲みながらLTしたりしている。そこで想いを共有したりしている
- 受託業務依頼側はどんな場合でもあてはまるか?
- いい文化であればのって、変えたいならお客のキーマンと話す機会を作ってその人との信頼関係を気づけるかどうかが大事。
- ツールを使いこなせるのにどれくらいかかったか?
- miroは数日で覚えられた
- モチベーション管理はどうするか
- 如何にして早く手を打つか。
- メンバーはよく見てくれる
@mogmetの所感
これからリモートの働き方はより一層増えてきます。そんな状況でもしっかりとコミットするためにもまずは自宅のインフラ環境を整えることが大事かなとより感じました。
miroは私も使っていて、非常に使いやすかったので、KPTやアイデア出しなどでも使ってました。
今回の勉強会でレポートや必要な情報など、情報が集約する場所として使うというやり方は斬新だったので機会があれば取り入れてみたいなと思いました。