#bv2018 BIT VALLEY 2018 テクノロジーで世の中を変える最強チームの作り方 に参加してきたメモ
渋谷に拠点を構える4社が開催したテックカンファレンス BIT VALLEY 2018に参加してきたのでそのまとめです。
本記事はMAIN TRACKで行われた「テクノロジーで世の中を変える最強チームの作り方」のメモになります。
- 広木 大地 氏(モデレーター)
- 成田 一生 氏(パネラー)
- 浜本 階生 氏(パネラー)
学生の時どういうポイントで就職先を選ばれたか
成田氏
- 2008新卒で入った
- mixiはその年第1期募集だった
- 知ってるウェブサービスに入りたかった
- 新卒を募集している企業がそもそも少なかった
- SNSがやりたくてmixiをうけたが、グループディスカッションで落ちてしまった
- yahooもSNSぽいことはやっていた。
- しかし担当はYahoo mailだった
- yahooでバックエンドのキャリアを積んでいった
浜本氏
- 無名のベンチャー企業にアルバイトではいっていて、社長から誘われてそのまま社員として入った
- コード書くのが好きだったので選ぶ必要もなかった
- 後悔はしていないが、ストックオプションなどのファイナンスの知識がまったくなかったので、もっておけばよかった。
- スタートアップ企業に初期メンバーとして入るならストックオプションの話をしたほうがいい
- テックバックグラウンドの人はファイナスの知識やビジネスの知識をつけないと、せっかく貢献してもお金として帰ってこないことがある。(広木氏)
- 内定出る人と出ない人は明確化してた。
- 一番周りの変化が多そうなところはどこかを考えるようになった
- 自分の環境を作るのに投資しないといけないなと考えていた
どういうこと考えてスタートアップ最初のエンジニアになろうとしたのか?
- 何も考えていなかった(浜本氏)
- プログラミングのタスクが眼の前にあるというのに集中していた
- 変化の大きい業界なので、自分を示す機会が多く、自分の舵取りができればよくて、それがなくなったら次のところを探せばいいと思っている
どうして転職したのか?
- 今の上司に誘われた(成田氏)
- もともとクックパッドが気になっていた。
- rubyのしごとをしたかった
- 料理も好きだった
- 当時はcookpadは100人くらいだったが、環境を大きく変えて自分の力がどこまで通用するかチャレンジしてみたかった。
CEO/CTOになって大変だとおもう瞬間や経営陣とのコミュニケーションで工夫していることは?
- 経営者は非合理的なことを判断しないといけない(成田氏)
- サービスの方向性を大きく変えたり、3年後を見越して制度をかえたりなど、判断材料が揃う前に判断しないといけない。揃うの待っていたらビジネスチャンスを逃す
- 新しい機能をリリースするときもABテストで検証するのはできるが、そのデータを集めるのには時間がかかりすぎてしまう。
- さきに決めないといけない
- しかし、現場から見るとなんで?となる。
- 合理的な意思決定をしようとしても必要な材料をあつまってるのを待っていると負けという時がある(広木氏)
- 何もわからないけど意思決定しないといけないということの強さはどんどん問われる
- 最初はドキッとするが、そういうことをしていくのがベンチャーだという気持ちになって、やったことがないことにたいしてやる強さを身につけるとうまくいってる感じが出る
チームメンバーとしても感じたことがあるか?
- 企画の人が作った設計をおりたのを作るのはエンジニアとしては嫌だと思うが、組織から見ると結構大事だったりする。トップダウンで決めるのはその場は消耗するが、時間はショートカットできる。それで正しかったら例えば1年くらい時間をぶっとばしたりできるする。(成田氏)
- しかし現場とのバランス感がとてもむずかしい
- 対人コミュニケーションが苦手でエンジニアになったが、毎日人とコミュニケーションしないといけないのは大変。ただ、コミュニケーションの土台になるのが、経営の場合はファクトが基盤になる。同じ情報からなるべく早く正しくファクトにたどり着いたり、ロジックやフレームワークを構築して、その土台の上で会話すると経営陣との会話が促進する。エンジニアはそれが強みになる(浜本氏)
- 非合理的な感情的な部分に目を向けないとたどり着けない時がある。やりたいことと乖離することがあるが、うまく舵取りを意識すればうまくいくとおもう(広木氏)
組織づくりで気をつけてきたことは?
- 組織作りは肯定的なスキルを身につけることで上達する。体系的に学んでいくしかない。自己流でやってもだめ。(浜本氏)
- googleの組織づくりの試みの集大成が公開されているが、そういったものを最大限に採用する
- 学ぶ態度が重要
- 学ぶ姿勢は大事。自分たちが出来上がっていると思うとだめ。(広木氏)
- 前よりもいい状態にする。こういうことをやってはだめなどと試行錯誤していく。
- 採用が大事と思っている(成田氏)
- どういう人がいるかでやらなくちゃいけないことがかわっていく
- 採用基準が低くて、エンジニアリングが初心者の人ばかりだったらエンジニアリングを教えること(研修をどうやるかなど。)を組織作りにいれないといけない。
- 入社の時点で技術力があればその工程は省いて次のステップの問題に注力できる
- 採用の時点で、悪いことせず、信用できる人であれば性善説で組織を作れる。
- PCを持ち帰って作業したりなどができる
- どういう人をとるかで大きく変わる
- 自分たちの会社にいれるべき人たちはどういう人化をイメージしていく必要がある
- マインドとしてポジティブで悪いことしなくて、学ぶ姿勢があって、嘘をつけない人をとるといい(広木氏)
- 〜に興味があるんです!みたいな話をして具体的な内容を聞いてみて、内容が薄かったら嘘をつくというのがわかる
- 実際の行動が伴ってないことが多かったりする
- 言ったことに対して、最近なにやってみますか?と質問すると実際にはさわってなかったりするのがわかったりする
- そのときにあまり触ってないと言う人は素直な人
心理的安全性はどうしているか?
- 就業規則を作るときはその前提で作っている(浜本氏)
- 悪いことをする人を想定しない。
- 入り口で採用基準を満たしてやっているため。
- 破ったときの処理は例外対処としてやる
- 情報セキュリティの面だと、ガチガチに硬いとPCがもってかえれなかったりなどするが、ちゃんと採用基準で信用できる人を担保していれば、セキュリティに関しては性善説で意識して採用できる(成田氏)
- cookpadはオープンにしていくことをやりたいことをやるためにオープンにしたりしている
会社の見極めポイントはなにかあるか?
- 面接する時間が良いチャンス(浜本氏)
- 面接で自分の疑問をぶつけるといいと思う
- 社内のフロアをみせてくれたり、座談会など、どんな会社かをみせてくれる機会があると思う
- 疑問を紳士に答えてくれる懐の深さを見せてくれる会社はいい会社だと思う
- その組織が何をしたいかを色んな人に聞いてみて、みんな同じことを言っていたらいい会社だと思う(成田氏)
@mogmetの所感)
人を見抜く力が私は弱いので、嘘をつくかどうかの判定方法は割と目からうろこなお話でした。
仲間を増やす上では採用が一番肝になるのでそこをしっかりしないといけないなとより感じました。