こんにちは。
virapture 株式会社のCEOをしながら
ラグナロク 株式会社のCKOをしているもぐめっとです。
最近ヴェルサイユ宮殿へ行ってヴェル薔薇の気持ちを感じてきました。(読んだことはない)
今日のお品書きは先日
WWDC23 報告会 at LINE, ZOZO, ヤフー に参加したので、そのまとめをしていきます。
コンテンツのタイムテーブル的には下記のようになっていたため、気になる部分があれば対象LTまで飛んでいただければと存じます。
What’s new in image processing https://twitter.com/tanakasan2525
- twitter.com
cf:
Lift subjects from images in your app Visual Look Up 猫をタップすると猫の情報をモーダルで表示している。画像に関する情報を調べてくれる。 SubjectLifting 長押しすると物体だけ切り抜いてドラッグアンドドロップで動く ios17からサードパーティアプリで利用できるようになった Person instance segmentation 3D body pose Others visionの改善、CreateMLの改善などありました Hello Object Capture for iOS object captureのアップデートを紹介。写真からリアルなObject Modelを作ってくれる 今年はiOS用のAPIが紹介された。LiDARセンサーが搭載されたデバイスで使える 硬質感なものであればリアルな3Dモデルを作れる。low textureではRGBが足りなくてデータが不十分になるが、LiDARが補足してくれる LiDARの点群データが背面の密度を補足してくれる 反転可能な物体は反転させておく同じテクスチャが繰り返されてるのは誤解を与える テクスチャがないものも混乱を招く LiveKitでの処理の流れ ObjectCaptureSession ObjectCaptureView ObjectCapturePointCloudView After finishing captureオブジェクトデータはmacやiOS/iPadOSで使える Animate SF Symbols 羽柴 彩月様 cf:
What’s new in SF Symbols 5 Appear & Disappear 特定の機能が利用可能になったり取り除かれたときにユーザにわかりやすく示す
Bounce 跳ねるようなアニメーション。 アニメーションが成功したかどうかもとれる デモではスライダーが達したときに自動的にアニメーションが付与されていた Scale symbolEffect(.scale.up, isActive: true )を指定して動かす。 Pulse 脈打つようなアニメーション 接続中や充電中みたいなものにつかう SFSymbolであればレイヤーごとにアニメーションするか、といった選択もできる Variable Color 時間とともに変わるアニメーションを表現できる。こちらのほうがリッチなアニメーション ただしこれが利用できるSFSymbolは限られてるので探してください Replace アニメーション前 アニメーション後 symbolの状態が変わったことを表現できる.contentTransitionをつけるときれいなアニメーションを提供できる What’s new in privacy 2023 privacy関連の新機能について紹介プライバシーは基本的人権とappleは考えている。 新機能 Embedded Photos picker photos pickerがアプリ内部に埋め込めるようになった。
Write-only calendar access ios17でカレンダーの読み込みと書き込みの許可が別々になった
Communication Safety センシティブなコンテンツを受信するときに警告が出るようになる Platform Changes Safari Private Browsing 追加のトラッキングとFingerrintを守る機能を追加 リンクをコピーした時にSafariはトラッキングパラメータを削除します。 削除前 削除後 Privacy manifests xcode15で新しくサードパーティSDKを使う開発者向けにプライバシー情報を記載したのPrivacyInfo.xcprivacyファイルが導入される privacy reportを使うことでプライバシーマニフェストをまとめて表示できる Privacy Tracking Domainsドメインを登録することでトラッキングに関するものだけ拒否といったこともできる Required reason APIsAPIを使う理由を書くものが追加。 例えばディスクを使うときは空き容量は人によってかわるので理由を明示してあげる Appleはprivacyに関わるSDKのをリスト化します今年の後半からレビューの一部としてチェックするようになります。 The New Potential of Widgets iOS17でリリースされた新しいWidgetの紹介 Widgetとは? ホーム画面やロック画面に情報を表示できる機能です。 iOS17での新機能 Interactivity ボタンやトグル、タップができるアクションの体験ができるようになった。例えばタスクに対してチェックができます。
Animations swiftUIのアニメーションmodifierが使える。
StandBy iPhoneを横向きに設置したらホーム画面のWidgetが横に表示されている Xcode15のCanvasSettingsから確認できます Xcode Previewのupdate xcodeでTimelineという機能が使えるようになったため、イベントや時間ごとに一覧化できるようになった。 Potential of Widgets ウィジェットでゲージが動的に変わったり、背景色の変更といったアニメーションが使える What’s new in Swift 5.9 in 5min Hiraki様
if and switch試験の導入 let message =
switch httpStatusCode {
case 200..<300:
"success"
case 400..<600:
"other"
}
複数ステートメントはサポートされない
let message = if 200..<300 ~= httpStatusCode {
let prefix = "suc"
let suffix = "cess"
prefix + suffix // NG
// return prefix + suffix // NG
}
type parameter packs genericsを使ってやるにはoverloadを用意する必要があった。手動だと制限があるが、シンプルに書けるようになりました。
func query<each Response>(_ item: repeat Request<each Response>) -> (repeat each Response)
引数の数には制限がないように書けます。
Swift macros 例えば@CaseDetectionをつけると暗黙的にマクロを定義した部分が実装されるようになります。
@CaseDetection
enum Path {
case relative(String)
case absolute(String)
// isRelative, isAbsoluteが使える!
}
他の関数を追加することもできる。
Noncopyable structs and enums Copyableとconsumingを使うことで書き込みの競合が発生しないように書ける。所有権の破棄も可能。
struct FileDescriptor: ~Copytable {
private var fd: CInt
init(descriptor: CInt) { self.fd = descriptor }
func write(buffer: [UInt8]) throws {
let written = buffer.withUnsafeBufferPointer {
Darwin.write(fd, $0.baseAddress, $0.count)
}
// ...
}
consuming func close() {
Darwin.close(fd)
}
deinit {
Darwin.close(fd)
}
}
Panel Discussion 早石 明浩様 ◆LINE [冨田 悠斗](https://twitter.com/tommy__yj)様 ◆ヤフー [永井 崇大](https://twitter.com/na9ain)様 ◆ZOZO [まつじ (松本淳之介)](https://twitter.com/mtj_j)様 ◆LINE
松本様LINEでiosに特化したことをしている SlothCreatorが好き。Dogseaをみてください 永井様zozoから来た。zozofitというスーツをきて体型計測するアプリを作ってる ARKitが好き。ARが好きなのと簡単な実装でできるので好き 冨田様Yahooのメディア Metalが好き。ゲーム以外にも使える。Yahoo天気の数レーダーでMetalが使われていてCPU使用率を下げて表現ができる 一番印象に残ったものは? 松本様Vision Pro VRやARを新しい形で知識がなくてもswiftUIで簡単にできるのがすごい 永井様Vision Pro oculusを持っているが、体験レポートを見た感じ今までのHMD(HeadMountDisplay)とは一線が違う体験ができるらしい。ハンドトラッキングの正確性もすごそう。価格もすごい。HMDを流行らせるために全力で作ってきた感がある 冨田様Vision Pro vrでもarでもない仕組みがあるのは痒い所に手が届く感じでいいが、値段がすごい 生one more thingどうでした?松本様: 最前列ということで朝7:00に並んで見ていたが、そろそろ来るタイミングで動画を回していたが、声がうるさくて現地の声は取れなかった 冨田様: 前のスクリーンをみんなで見始めて興奮してた。 興味のあったセッションは? 松本様[Unleash the UIKit trait system](https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2023/10057/)UI trait collectionを自分でカスタマイズできたり、UIKitでヒエラルキーをSwiftUIみたいにパスできるようになった [Expand on Swift macros](https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2023/10167/) 永井様[Meet ARKit for spatial computing](https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2023/10082/)vision OSでARKit使う時の説明セッション。ハンドトラッキングで興奮した。カスタムジェスチャーを実装したら魔法みたいな体験が実装できそう。 [Design considerations for vision and motion](https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2023/10078/)ヘッドマウントディスプレイでのデザインの考慮の話。 スマホなどのデバイスからHMDに代わって扱う上でVRよりの話がある 視野角やテキストを読ませる時は視覚の中心に配置したりとか、新しいポイントがたくさんある (公開NG)zozoでARKit使ってる? 冨田様[Meet SwiftData](https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2023/10187/) [Discover machine learning enhancements in Create ML](https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2023/10044/)pythonで実装しても大変な機械学習を箇条書きで書くだけで勝手に学習するだけで自動的に教えてくれるのはすごい(この画像に何が入っているかを,区切りで書くだけ) 画像の中のオブジェクトの座標を指定しなくても勝手に学習する CreateMLが好きでアプリに簡単に機械学習を取り込むのがいい 新機能を自分のアプリに入れるなら? 松本様watchOS navigationvertical pagenation入れてみたい Widgetどういうのがベストかは探っていきたい ipadのwidgetで出ていたものが表示できるようになったのでどうやって最適化するかを考えないといけない 永井様TipKitzozofitで自信ある機能を入れてもその機能までの導線に達していないため自作でオンボーディングを作っていたのでとても助かる こういうtipの使い方はダメといったNG例もあった。たとえば販売促進など。 ios17を入れるとシステムアプリでtipkitが観れるらしい Widgetやれることが増えて思わずアプリに遷移したくなる機能が増えてアプリへの動線として使いたい 冨田様visionOS App普段防災アプリを担当しているが、避難訓練でも入れてみたい。アプリの中だと現実味がない。visionOSだと津波の位置、どのドアが危ないとかで伝えやすそう Push Notifications ConsolePushをアプリのコンソールから打てるようになった。 テストもしやすい。 おすすめドキュメントは? 松本様 [Creating an intuitive and effective UI in watchOS 10](https://developer.apple.com/documentation/watchos-apps/creating-an-intuitive-and-effective-ui-in-watchos-10) 永井様[Designing for visionOS](https://developer.apple.com/design/human-interface-guidelines/designing-for-visionos) HIGとしてもvisionOSをデザインする上でのポイントや守ることが書いてある。iOSやwatchOSに書いてないことがあって面白い 冨田様[SwiftData](https://developer.apple.com/documentation/swiftdata) 保存が楽 当日の様子 始まる前 現地early checkinした時に交流の場が設けられるすでに楽しい空間が出ている ノベルティがもらえる 副社長のスーザンさんと写真も撮れた ヘルシーな朝飯がもらえたランチはカテゴリごとに4つくらいあって、カレーとラザリアを受け取った グリーンカレーが一番美味しかった 壇上に上がったティムクックも撮影できました keynoteが始まる前にティムクックとグレイグがありがとうといったお話をした 日本のextendの様子wwdc関連のクイズ字幕の数は幾つかとかあった クイズに答えると景品がもらえた Keynote後 appleparkのツアーをしたり、appleのエンジニアと話したりした state of the unionは後ろのカフェで見ていた visionPro previewsteve jobs博物館に飾ってあった。思ったより小さくてコンパクト インフィニティループのオフィスでは、エレベータで自分の仕事がいかに大事かをジョブスに説明できないとクビになるといったエレベータがあった もぐめっとの所感 自分一人では調べきれないことも報告会などではサクッとインプットできるので非常にありがたい勉強会でした。
個人的にはWidgetがとても使いやすくなりそうなので今後のアプリのアップデートを楽しみにしております!
最後に、
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