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オンラインパネルディスカッションのモデレーターを依頼されて準備したことと反省点

こんにちは。もぐめっとです。
ご縁があって、【オンライン開催】アプリエンジニア徹底解剖というイベントにモデレーターとして参加してきました。 急にモデレーターを頼まれたのでこりゃ準備せなあかんということで色々準備したことや、反省点を残しておきます。

イベント前の準備

この記事を読むと大体準備から発表の心得などが残ってるので大変参考になりました。(以降、この記事に関してはバイブルと称させて頂きます)
モデレーターのバイブル
簡単に言うとこれをやっとけばモデレータへの対策はだいたいバッチリです。
・モデレーターについてググる
・登壇者についてググる
・登壇者の信念を集める
・登壇者の得意領域を集める
・登壇者同士対比できそうなことを集める
・主催者との事前打合せ
・アジェンダを決める
・主催者の目的はなにか、参加者はどんな話を聞きたいか
・当日の段取り、タイムキーピングも確認しておく
・進行表をつくる
・アジェンダを箇条書き
・アジェンダの振り方
・深掘りたいこと
・シミュレーションする
・進行表をベースに想起
・動画でイメトレ
・登壇者顔合わせ
・持ちネタのヒアリング
・初対面のパネリストとは会話を

質問内容の決め方について

バイブルに記載されてる以外にも今回私が実践した内容を記載しておきます。

■質問の方向性

パネルディスカッションは参加者の満足度はもちろんですが、主催者側の満足度というのも満たさなければなりません。
そのためにやることとしては、参加者の期待していることと、主催者の趣旨などをうまくすり合わせておくことです。

今回のイベントは参加時に参加者から予め事前質問のアンケートをとっていたのですが、その情報を頂いた上で参加者の皆様の知りたいことや期待していることなどを予め集計して知ることができました。

今回のイベントだと、割と皆さん技術選定やFlutterについて知りたいといった傾向が見られたので、技術選定は当初の流れ通りだったのですが、「機種依存とUIデザインについて」と言うテーマに関しては、マルチプラットフォームに関する方へ軸を変更しました。

ある程度の質問の方向性が決まった上で主催者と、テーマとの合致についてすり合わせてイベントとの方向性に間違いがないかなどを確認しました。

■パネラーへの具体的な質問

バイブルによると、顔合わせは当日の30分前にして話内容などをヒアリングしていますが、私はアドリブができないほうなので、顔合わせを事前に私の方で皆様にそれぞれお伺いしていました。

1on1で予め話す内容などを相談しておくと、どんなことが話せるのか、また話せないのか、スタンスなどが把握できるので、イベント当日に質問する内容をより正確に詰めて質問することができるようになりました。ただ、この時に気をつけてほしいのは、あまり質問内容について深く話しこんでしまうと、当日の熱量みたいなのが下がってしまうのであまり深く話さないようには気をつけました。

また、質問内容以外にも話し込むことでその人の特徴みたいなのも把握できて、当日の振り方のイメージなどもつきやすくなります。

オンラインパネルディスカッションの反省点

当日はパネラーも参加者も全員オンラインで実施という形にはなったのですが、正直反省点だらけでした。

■ラグを考慮しないといけない

実際にオフラインで話すときと違って若干のラグがあったりします。お話が終わったと思って、次の質問を投げようとすると実はまだ言うことがあってお話が終わってなくて言葉が被ってしまうということが何度かありました。

そのため、一旦時間をおいて本当に話が終わったのかどうかの判定をした上で次の質問などを投げかけるのをより意識しないといけませんでした。

■質疑応答は予め参加者に投げかけておく

当日はyoutube liveで開催していたため、参加者は誰でも気軽にコメントできる状態ではありました。しかし、発表者と参加者の間には更にに大きい20秒くらいのタイムラグがあるため、質疑応答の時間になってから質問を募集するとなると大分時間があいてしまう形になってしまいました。

質疑応答の時間をとる際には、予めイベントの初めや節々でいつでも質問を書いてくださいと参加者に問いかけておく必要がありました。

■質問内容をできるだけ拾う

後半は質問を結構頂いたのですが、質問に対して全員の意見を聞くようにしていたところ、時間が全然足りないといった状況になってしまいました。

折角質問をもらいやすい状況になってるので、回答に関しては、全員答えるではなく、ある程度必要な人数に絞った上で回答することによって、より多くの参加者の質問に答えることができて、参加者の満足度を上げることができたのではないかと感じました。

■同じような質問をしない

質疑応答で出てきた内容が、次のセッションで内容が被ってしまうということがあり、何度か先ほど話した内容が再度出てくるみたいなことがございました。私の方では、質問の内容を少し違った視点で投げるようにしたのですが、あまり効果が出ず、これは完全に私の質問チョイスのミスでした。

あまり同じ内容が出ないようにするために、質疑応答のチョイスをイベント全体の流れを考えた上で質問するようにするのと、全体の流れを一度参加者の皆様にもある程度掲示しておくことで質問者の質問もある程度制御することができたかなと感じました。

(ただ、今回は先述した通り、「機種依存とUIデザインについて」と言うテーマを途中でマルチプラットフォームの方に軸を変更したのを、あまり見せられていなかったと言うのも原因の一つではあるかなと感じています)

■雑談にならないようにする

一部話が散発的で雑談みたいな形になってしまった部分も出てしまいました。

原因としては数ある質問の中での、私の質問チョイスが完全に悪手だったと感じてはいますが、それ以外にも流れを作るといったところでもうまく自分が作れていなかったので、ここはモデレータとして、当日の流れ作りの訓練や事前準備をもっとする必要があると感じました。

■終わりをきちんと締める

これはオンライン・オフライン問わずの話ではありますが、質疑応答の後の終わりのことを完全に自分でも抜けていたので、パネリストの皆様から最後の一言をもらって、いい感じに締めるようにしたかったです。

昔から終わり良ければ全て良しとも言われますが、今回のイベントは終わりがうまくできなかったので私の中では完全に失敗の一因になっています。

モデレータをやった感想

最初は緊張がありましたが、いざ始まるとオンラインなので家からと言うところで案外リラックスした感じでやることができ、終わってみたらあっという間でした。

モデレーターはいろいろ考える事も多い役目と言う事もわかり、参加者としては今まで全然注目してませんでしたが、やってみると重要な役割なんだなと言うことがわかって、とてもいい機会になりました。

まとめ

事前準備をどれだけしておくかが大事です。あとは当日のアドリブ力を如何に日頃から鍛えておくかも大事です!

最後に、今回イベントを開催頂いた株式会社サーキュレーション様、共に登壇頂いた、阿部様、宇山様、柳田様、そしてここまで読んで頂いた読者の皆様に感謝の辞を示して本ノートを締めさせて頂きます。

ご精読ありがとうございました。
mogmet

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